2010年09月21日

仏像修理100年 至宝の仏像展

今年の暑さは異常でしたね。
滋賀県で35度を超えるなんてまぁ〜無かった気がしますが・・・
連日の暑さの影響ですっかりお尻が重くなってしまい、
仏様にお会いできず、寂しい日々が続いていました。

朝晩少し秋めいて空も高くなってきた今日この頃。
仏欲も急浮上してきて、本日、久しぶりに奈良国立博物館に行って参りました。

近鉄奈良駅を降り立つと、行基様がいつもお出迎えして下さいます。

奈良の鹿さんは自然に風景と溶け込んでいますよね。


7月21日に本館が名前を「なら仏像館」と改め、スポット照明も仏像が更に美しく見えるようにと更なる配慮がなされたとのこと。
まさに仏像界の聖地としてリニューアルされたということですね。

仏マニアとしては至極の喜びです。

まずは新館からの見学です。


仏像修理100年と題して、特別展が開催されています。

その中から印象に残った物を・・・

国宝の雲中供養菩薩像(平等院)
動きがあってとても美しい
52躯のうち、28躯が楽器を持っているんですね。

有名な仏像の模造もあり、法隆寺の百済観音立像は現状のままに・・・
阿修羅立像はびっくりするほど色鮮やかに蘇っていました。

大阪 観心寺の如意輪観音坐像の模造もとても綺麗で伏し目がちな目がとても色っぽいお方でした。
是非、実物にお会いしたいものです。
三大如意輪様ですものね。

今回、とても心に残ったものが、大分県臼杵市の磨崖仏郡の中の
「古園(ふるぞの)石仏」です。
地震で落下した大日如来様の頭部を元に戻すというものです。
修理されて、首がつながったという気はしますが、
頭部だけの如来さまというのも、しのびないようではありますが、
石仏なので頭部だけというのもありなのではないかと個人的には思います。

仏像修理の細かい事はよくわからないので、修復師さんにおまかせします(笑)

大遣唐使展の時は、人が多すぎてゆっくり見学出来ませんでしたが、
今回は比較的人もまばらで、途中、ボランティアガイドさんと如意輪観音様のお話に花が咲いたりして楽しい時間を過ごせました。

さて、次はいよいよ本館へ

いよいよ、本館に突入です。

本館は重厚な洋風建築で建物自体も素晴らしく、落ち着いた感じで雰囲気抜群なんです。
中に入ると以前よりかなり照明を落としたんでしょうね・・・
仏像が美しく浮かび上がるようにスポットライトがあたっていました。

お堂の中の仏像とは又違った趣です。

今回、特にグッときた仏像さまをいくつか紹介します。
ショップで図録を購入(1000円)したのでそこから写真をコピーさせてもらいました。
余談ですが、この図録はお買い得でした。
この内容でこの値段とは!!
ポストカードを買うよりいいですね。

○ 滋賀 園城寺 千手観音菩薩立像
         豊満なとても安定感のあるお身体をされています。
         伸びる腕も太短くて近所のおばちゃん風なお姿(←失礼ですね^^)に
         親近感を覚えました。
         
○ 奈良 新薬師寺 十一面観音菩薩立像
          第一印象、室生寺の十一面観音さまと光背を含め雰囲気が煮ているというこ           と。                                           室生寺の仏様はとても好きなので、引き寄せられるようにこの仏像さまに目が          いってしまいました。

○ 奈良 金竜寺 菩薩立像
         思わず、こちらも笑顔になってしまう仏さまです。
         頭でっかち足短のアンバランスさがいい!!

○ 滋賀 長命寺 地蔵菩薩立像
         水晶製の宝珠を持っておられ、とても若々しい、美しいお顔のお地蔵様
         X線によって、頭部には舎利容器を、身体には小さな地蔵菩薩像をぎっしりと納         めているらしいです。 

○ 滋賀 園城寺 不動明王坐像
         光背のかるら炎光がとても印象的でした。

○ 奈良 東大寺 十二神将立像
         申年なので、申神についつい目が・・・
         なんとも可愛いらしい申が頭の上に

○奈良国立博物館 五大明王像
         蔵王権現のように片足を上げている軍茶利明王が躍動感があって私好みです。

○奈良 法華堂 阿形 吽形
        3メートルを超えるまさに巨像で飲み込まれるかもという凄みがあります。
        迫力満点
        髪を逆立て、憤怒相の阿形像と目があ合った瞬間、大きな愛のパワーを感じまし         た。
 

なんと言っても、今回の目玉はやはり金剛力士像でした。

今回も、「至宝の仏像」の数々、堪能させて頂きました。
「なら仏像館」さん、今後も素晴らしい仏像さまとのご縁をどうぞお導き下さい。

お土産に購入した天女のクリップ           
posted by くるみ at 18:56| Comment(0) | 奈良 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月09日

千本釈迦堂のおかめさん

千本釈迦堂と言えば、毎年12月に行われる大根焚きで有名ですが、
大根以外に、おかめ伝説でも知られているそうです。
なんでも、本堂を建てた大工の棟梁を助け、自分は自ら命を絶ったという美談?

何も、死ななくても〜自分がアイデア出したって黙ってたらいいのに・・・
って、ずるい考えしちゃう私
ちょっと切ないお話ですよね。


まぁ〜そんなことはさておき、
この日は、京都最高気温が38度の日でありまして、息も絶え絶え、呼吸も苦しく
過呼吸状態でした。
そんなフラフラな状態で、いきなり目に飛び込んで来たのが、この「おかめ像」
何とも福福しく、誰をも笑顔にしてしまであろうおかめさん

ふと、本堂脇を見ると、満面の笑みで大笑いしている布袋様がおられました。
本日のインパクト大将はこの布袋様に決定!!
とってもありがた〜いお顔をしておられます。

本堂前にある「おかめ桜」
桜の時期ではありませんでしたが、とても綺麗な枝垂桜でした。
春には見事な花を咲かせてくれるんでしょうね。

本堂(国宝)

柱には刀槍の跡がリアルに残っています。

ここにもおかめさんが・・・
ついつい目がいってしまいます。

本堂の奥で「おかめ展示会」が行われているみたいだったので、
恐る恐る覗いてみました。
あまりにたくさんのおかめさんが居たのでびっくりして悲鳴あげそうでした。
一人だと怖いかも・・・
古い人形ってどうも苦手なんです。

本堂からの見るこの景色がとても素敵でした。

さて、本日のメイイベント、「仏像会のV6」にお会いするために霊宝館に向かいます。
冷房効いてるかな〜って淡い期待をして向かいましたが、
結果はブ〜〜〜

汗をふきふき、でも目はしっかりと男前6名に釘付けにされてしまいました。
「聖・千手・十一面・馬頭・准てい・如意輪」とつややかな6体の観音様が揃ってお出迎えして下さり、そのリアルな質感とあまりの美しさにただただ見とれるばかりです。
この6名は必見です。
実際のV6より男前揃いです(笑)
一目ぼれ間違いなしですよ。

個人的には観音様の中では如意輪観音が好きなのですが、
こちらで初めてお会いした准てい観音様も18本の腕にさまざまな持物を持たれていて、お優しい慈悲のお顔が印象的でした。

後、十大弟子の像もとてもリアルでした。

せっかくの仏さまとの時間、もっと長い間、向き合って居たかったのですが、とにかく暑い!湿度が高い!!
ということで、早々と霊宝館を後にしました。


今度は時期を選んでゆっくり会いに来させて頂きますね。

お土産に買った、おかめの「百福てぬぐい」です。
これ被って家の草抜きしよう^^
posted by くるみ at 16:52| Comment(0) | 京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月01日

奥の細道瑞巌寺

やってきました、日本三景松島

以前、名物の牡蠣フライを食べた後、松島湾めぐりをしてあまりの心地よさに居眠っていた記憶が・・・
あれから、早20年

芭蕉も見たであろう松島の風景が今回も出迎えてくれました。


総門をくぐると真っ直ぐに伸びた杉木立が続きます

背筋も伸びる凛とした空気感

参道の脇道には約200メートルに渡り岩肌を削って作った石窟群が続いています。
かなり霊気を感じます

石窟群って土着的な風景が漂っていますよね。

洞窟内は修行僧が生活していた場所らしく、神聖なというか、私にはちょっと怖い雰囲気が漂っていました。

死者への弔いの原点に触れたような気がします。


石窟の前に並ぶ西国三十三観音の石像

本堂の手前におられた延命地蔵さま
右手に錫杖、左手に宝珠を持っています。

現在、平成の大修理期間で、残念ながら本堂が非公開中でした。
その代わり?庫裏が特別公開中

庫裏の手前におられたこれは観音さまでしょうか?
観音さまが左手に持っている徳利のようなものから水か流れ出しています。


庫裏(禅宗寺院の台所)
木組と白壁のコントラストが綺麗
大屋根の上に載っているのは煙だしだそうです。

本来は本堂に安置しているご本尊の聖観音菩薩さまや伊達政宗公のお位牌等が
大書院にて特別公開中でした。

正宗公のお位牌はひときわ大きくとても豪華で、蓮池上に天女が飛翔する華麗な
絵が描かれていましたよ。
さすがですね。


襖絵も同時に公開されていました。
なんともきらびやかです。
襖絵の知識など全くないけれど、それが絢爛豪華で素晴らしいということは何となくわかります。
一見の価値ありです。

フムフムとさもわかったような態度で観賞しました。

今回は午前中に少しだけ時間が出来たので、急遽瑞巌寺に行くことにし、そのため
次の予定がせまっていてタイムオーバーとなってしまいました。
残念
お隣の円通院にもよりたかったな。
なんでも、円通院では境内の食事どころで精進料理が頂けるらしいんです。
次回は、ゆっくり小堀得遠州作のお庭を眺めながら精進料理に舌鼓を打つことに決めました。

参道に天高くそびえる杉木立の中を石窟群に心を奪われながらの瑞巌寺
散歩。
古の信仰の形を今に伝え、厳粛なその雰囲気に心が引き締まるおもいがしました。

寄り道

この趣のある石段を見ると入らずにはいられないでしょ。

こちらの観瀾亭は、もともと豊臣秀吉の伏見桃山城にあった茶室を政宗がもらい受けたものを二代藩主が移築したものらしいです。

観瀾(かんらん)とは、さざ波を観(み)るという意味らしいです。
なるほど。
日本語って奥深い


高台にあり、松島湾が一望できる素晴らしい景色です。


中秋の名月の頃はお月見の会があるらしく、ここから月を愛でながら食べる月見だんごはさぞかし美味しいでしょうね。

ふと見ると、中でお抹茶を頂いている方が・・・
でも、お抹茶セット食べてる時間なんてない
お姫様気分でお菓子食べたかったな〜
後ろ髪ひかれつつ観瀾亭を後にしました。

どんぐりころころの碑
懐かしい、誰もが知ってる童謡ですよね。




そうそう、観瀾亭も襖絵や床の間が桃山文化らしく絢爛豪華で金箔が貼り付けてあったりと、素晴らしかった気がするんんですが、ゆっくり見てる時間がなかったので、あまり覚えていません。


松島や さて松島や 松島や と芭蕉さん。

松島よ ああお抹茶よ お抹茶よ と私も一句真似てみました。

あくまでも、いっぷくにこだわる私でした。





posted by くるみ at 19:55| Comment(0) | 仙台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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